新型コロナウイルス感染症の蔓延により、3密の回避など働き方や行動様式の変化が求められているが、高島市は、京阪神に近いという地理的優位性に加え、北陸と若狭の分岐点にある豊かな自然に恵まれ、また、適度に人口密度が分散されているという好条件を備えている。このことを積極的にアピールし、関係人口の増加や若者の就労機会の拡充につなげるため、以下のとおり提言する。
  1. 良好な自然環境や地理的優位性を備えた、創造的・革新的な事業を実施するにふさわしい地域であることをアピールし、サテライトオフィスや保養所の誘致等を働きかける
    ・「都市集中型」社会の脆弱性 → 「地方分散型」社会への動き(場所や時間にとらわれない柔軟な働き方、生き方の選択)
  2. 高速の光通信網やWiFi環境を整備するとともに、レンタルオフィス等を整備し、ベンチャー企業や新規起業者等が活用しやすい環境をつくる。
    ・専門的な能力を活かしながら、こころ豊かな生活を求める人には、自宅利用型テレワーク(在宅勤務)、モバイルワーク(顧客先や移動中など可動性のある働き方)、施設利用型テレワーク(サテライトオフィス勤務など)が可能な環境を提供
    ・ワーケーション(働きながら休暇を取得)ニーズに対応
    ・物理的な距離にとらわれないサービスを提供する起業家・事業者には、低廉な家賃とゆったりした職場・居住空間を提供
    ・一日から借りられる新しいオフィスサービス(オフィスはコミュニケーションをとる場への流れ)の提供
    ・製造現場におけるリモート生産管理や検査業務の促進、在宅勤務に切り替えるコールセンターで働く方の移住を促進
  3. 新しい技術やサービスの活用等により市内の農林水産業、建設工事業、商工観光業を変革・革新していく推進基盤の整備
    ・ドローン、センサー、カメラ、自動運転、5G、AI、データサイエンス、デジタルトランスフォーメーション(DX)等に関する産学連携や支援体制の整備
    ・センサー等を用いて農作物の生育状況や環境変化をデータ化し、リアルに把握することで、生産性の向上を図る
    ・ドローンを活用した農林水産業、建設工事業の生産性向上、観光産業でのドローンや1~2人乗り電気自動車の導入等
  4. オンデマンド交通の導入により、市内循環バス等の手配をスマホ等で行えるようにすることで、利用者の利便性の向上と運行コストの低減を図る。
  5. QRコード等を活用し、観光客が、観光地や物産品、イベント情報等に簡単にアクセスできる環境を整備することにより、観光客の利便性の向上を図る。